
わたしたちは、家庭の不和の調整や解決に長年携わってきた元家庭裁判所調査官や調停委員経験者、弁護士、その他女性相談や子の福祉にかかわる職務経験者によって運営されています。
会員たちが持つ専門性や経験を活かして家族の悩みに寄り添い、子の幸せを願い、子の健全な成長のために貢献することを目的に活動しています。
主な活動は、別居や離婚によって別々に暮らす親と子の「親子交流(面会交流)」のサポートです。その他、家族関係のご相談にも応じています。
FPIC盛岡ファミリー相談室
魚住英昭代表(元家庭裁判所調査官)からのご挨拶
「親子交流」とは、父母が離婚などにより離れて暮らすことになっても、子どもが一緒に暮らしていない親と定期的・継続的に交流を保つことを言います。この親子交流は、子どものためのものであり、その実施にあたっては、子どもの利益を最も優先して考慮しなければなりません。
夫婦としては離婚(別居)することになったとしても、子どもにとっては、どちらもかけがえのないお父さん、お母さんであることに変わりありません。夫婦の別れが親子の別れにならないように、父母が子どものために協力して「親子交流」の場を作ることによって、子どもはどちらの親からも愛されていることを実感し、自分は大切な存在であるという自信を持つことができます。
私たちは、親子交流や養育費のこと、その他の家庭問題で悩んでおられる方に寄り添いながら、少しでも良い解決策を一緒に考えていきたいと思っています。私たちは、お子さんもご両親も笑顔を取り戻されることを願っています。
FPIC(えふぴっく)とは
「FPIC」とは、公益社団法人家庭問題情報センター(Family Problems Information Center)の略称です。家庭紛争の調整や非行少年の更生に長年携わってきた元家庭裁判所調査官が中心となって、1993年3月に設立された公益法人です。
全国各地に相談室が設置され、夫婦関係の調整や離婚などの問題、離婚後の子をめぐる問題、いじめなど子育ての悩み、ひきこもりなど成人した子の悩み、老親をめぐる兄弟間の悩み、職場の人間関係や男女関係のトラブルあるいは生き方や性格の悩みなど、人間関係、子育てやこころの問題についての相談に応じています。